春日神社
英名 | エリア |
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Kasuga Shrine | 差木地・クダッチ |
岳の平の麓にあり、三原山の遥拝所から発達した神社と考えられています。祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)とされ、江戸時代中期の有柄丸形桐葉文の銅鏡が神鏡として祀られています。
一の鳥居から50mほど進むと祭りが行われる広場があり、二の鳥居から石段を登り切ったところに社殿が建っています。社殿の左右には江戸時代の寄宮の制により移された多数の祠や、土地の神様とされる地神の石碑や茅づくりの「ジジンゴー」が祀られています(「ヂジンゴー」ともいわれる屋敷神・地神。新年を迎える頃に新しいものに変えられます。現在はこのジジンゴーが祀られている姿を見ることも少なくなりました)。
境内には百株ともいわれるイヌマキの巨木をはじめ、タブノキやスギが林立して厳かな神域を形づくっており、1958(昭和33)年には「春日神社イヌマキ群叢」として東京都天然念物に指定されていますが、2019年9月の台風により大規模な倒木被害に遭いました。