生態サイト

火山活動によって形成された地形・地質を基盤とした、
海洋島ならではの多様な生態資源(動植物)

英名 エリア
英名Vegetation Regeneration Trail エリア山頂カルデラ

噴火によって溶岩や火山灰に覆われたり、有毒な火山ガスの影響を受けたりすると、植生は破壊され、新たに裸地が生まれます。しかし、その後、地衣類や草本類が侵入・定着し、時間の経過とともに植生は段階的に移り変わり、やがて森林が形成されていきます。このような植生の一次遷移の過程を、裏砂漠から大島温泉ホテルまで続く遊歩道「温泉ホテルコース」を歩きながら観察することができます。

三原山山頂火口および1986年割れ目噴火口付近は、1986年噴火の影響を大きく受けましたが、約40年が経過した現在では、火口周辺でもイタドリのコロニーが数多く見られるようになってきています。

火口から離れるにつれて、植生は草本類から低木へ、さらに外輪山に近づくにつれて中木から高木へと変化していきます。

直近の大噴火である1777~92年の安永大噴火では、大島温泉ホテルがある外輪山の縁付近まで一度裸地化しました。そのため、外輪山付近には、約250年を経た植生が見られます(ただし、過去に薪炭材として伐採が行われた区域も含まれます)。

遊歩道「温泉ホテルコース」のうち、「ジオ・ロックガーデン」から大島温泉ホテルまでの区間には、「再生の一本道」という愛称が付けられています。さらにその中でも、草本類から中木へと植生が移り変わる区間は「いつか森になる道」、中高木が生い茂り、樹木のトンネルのような景観が広がる区間は「こもれびトンネル」と名付けられています。

この遊歩道は、噴火によって生まれた裸地が、長い年月をかけて再び森へと変わっていく過程を、一つの道を歩きながら体感できる全国的にも貴重な場所です。


いつか森になる道


こもれびトンネル






位置情報