赤ダレ
英名 | エリア |
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Akadare (Red Valley) | 山頂カルデラ |
赤ダレは、山頂カルデラ・外輪山の切れ間から南西方向に延びる深い谷の源頭部にあります。8世紀頃、外輪山の縁の急斜面で噴火が起こり、スコリアが降り積もって丘ができました。赤色酸化したスコリアの丘は侵食によって削られ、丘の内部が左右に露出して赤い渓谷が生まれました。
その後、安永の大噴火の際、1778年に三原山南麓から流れ出た溶岩がカルデラ南部を埋めた後、カルデラ壁を越えてこの谷に流れ込みました。溶岩は谷に沿って南西方向に約2km先まで流下しました。赤ダレを側面から眺めると、1778年安永溶岩の分厚い断面が観察できます。