三原新山/三原山山頂中央火口
英名 | エリア |
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Mt.Miharashinzan / Mt.Mihara Summit Pit Crater | 山頂カルデラ |
お鉢巡りでは、南側の火口展望所から火口の底を間近に見ることができます(この火口は、三原山全体の火口と区別して「火孔」と記されることもあります)。1974年の小噴火までは、今より鋭角かつ深かったこの火口底までマグマが上がってきており、火口上空の雲や噴気が赤く染まる「火映現象」が見られました。
1986年噴火では溶岩湖が生じて完全に埋め立てられましたが、1987年11月に発生した爆発的な噴火で陥没し、竪穴状の火口が再生しました。その後、崩壊が進み、現在の火口の大きさは直径300~350m、深さ約200mです。
この火口の南西縁に島の最高峰、三原新山(標高758m)があります。1950-51年噴火でできた「火砕丘 pyroclastic cone」であり、北側半分が火口の陥没によって崩落したためその内部が見られます。三原新山の東側の大きく垂れ下がった斜面の下に、1986年噴火が最初に始まったA火口があります。